楽天モバイルを2年使った正直レビュー|困ったのは地下鉄だけ
「携帯代、なんとなく払い続けてるな」と思いながら、何年も放置していました。
docomo、au、IIJmioと渡り歩いて、最終的にたどり着いたのが楽天モバイルです。 今の月額は約1,100円です。
大手キャリア時代と比べると、月6,000円前後、年間7万円以上の差になりました。 しかも楽天リンクのおかげで通話料もほぼゼロです。 学校、会社、役所への固定電話も、前ほど身構えずにかけられるようになりました。
「乗り換えが面倒そう」 「電波が心配」 この気持ちはよくわかります。 ぼくもずっとそう思って動けなかった側でした。
その結果どうなったかというと、毎月まあまあ高い通信費を、まあまあ長く払い続けました。 きれいに言うと現状維持ですが、家計目線だと普通にもったいなかったです。
この記事では、実際に使ってみてわかったことを正直に書きます。 安くなった話だけではなく、電波の弱点やパートナー回線の制限といったデメリットも先に4つまとめました。
読めば、自分が楽天モバイル向きかどうかはかなり判断しやすくなるはずです。 少なくとも、「なんとなく不安」で止まり続ける時間は減ります。
長く放置すると、通信費はじわじわ効く固定費でした。
大手キャリアをやめるまでに10年近くかかった
正直、ずっと「まあいいか」で済ませていました。
docomoを使っていたころは、カケホーダイとパケット定額で月7,000円台でした。 その後auに変えても、料金の感覚はほとんど変わりませんでした。
みんなこんなものだろう。 乗り換えは面倒そう。 安いやつは電波が悪そう。
そう思いながら、毎月なんとなく払っていました。
請求額を見て「高いな」とは思う。 でもプランを調べるのは面倒。 なので閉じる。 来月も同じことを思う。
この繰り返しでした。
固定費って、毎月ちょっとずつ削られるので痛みが薄いです。 でも、薄い痛みが何年も続くと、合計はわりと笑えません。 当時のぼくは、そこを見ないようにしていました。
IIJmioで「格安SIMって普通に使えるな」と気づいた
最初に大手キャリアを離れたのは、IIJmioへの乗り換えでした。
当時は「格安SIMって怪しくないか」と思っていましたが、使ってみたら普通に使えました。 月額も一気に下がって、「もっと早くやればよかった」と思ったのを覚えています。
ただ、IIJmioには不満もありました。 速度制限がかかったときの遅さです。
動画が止まるたびに「あ、またか」とスマホを置く生活でした。 節約はしているのにストレスが増える。 何のために我慢しているのかわからなくなる感じでした。 安くなったのに機嫌が悪くなる。 ちょっと不本意でした。
楽天モバイルに乗り換えた理由
IIJmioから楽天モバイルに変えた理由は、かなりシンプルです。
3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限でも3,278円で上限がある。
このわかりやすさが大きかったです。
IIJmioのときは、毎月どれくらい使うかを少し気にしていました。 楽天モバイルは「気にしなくていい」に寄っているのが楽でした。
そして2年使った結果、ぼくのデータ使用量は月3GB以下で収まり続けています。
自宅も職場もWi-Fiがあるので、外で使うのは移動中と待ち時間くらいです。無制限プランに惹かれて乗り換えたのに、実際は一番安い帯から出たことがありません。
なので毎月の請求は約1,100円のままです。「無制限だから安心」ではなく、「使わないから安い」が実態でした。
ちなみに楽天プレミアムカードを持っていると、楽天カード プレミアムプログラムのギガ割引クーポンが毎月5GB分付きます(2025年7月開始)。3GBの枠にさらに余裕ができる形です。ただし通常の楽天カードは対象外なので、そこは注意してください。
シングルファーザーで、子育てしながら会社員をして、副業もやっていると、細かい料金設計まで毎回考える余裕がありません。 通信量を気にして調整する仕事を、自分の脳にもう追加したくなかったです。 脳のメモリは、だいたい夕方には足りなくなっています。
「手続きが面倒そう」は思い込みだった
乗り換えでいちばんハードルに感じていたのは手続きでした。
「店に行かないと無理では」 「MNPって難しそう」 そう思っていました。
でも、実際はスマホだけでほぼ完結しました。申し込みから開通まで30分もかかりませんでした。
手順の詳細はこちらにまとめています。 → 楽天モバイルへの乗り換え方【30分でできた実録】
何年も止まっていたのは何だったんだろう、と思いました。 あのころの自分に言いたいです。 その不安、だいたい想像の方が大きいぞと。
先に、楽天モバイルのデメリットを正直に書く
いい話から始めると信用しにくいと思うので、弱点を先に出します。 ぼくが実際に使って気づいたこと、契約前に知っておくべき仕様は、この4つです。
1. 地下鉄・ビル地下はつながりにくい
これは本当です。ごまかしません。
ただ、2年使ってぼくが実際に困ったのは地下鉄だけでした。自宅も職場も含めて、それ以外の生活圏で不満を感じる場面はほとんどありません。
具体的には、通勤で毎日使っている千代田線です。電波が入らず、メールが送れない、ネットが使えない、という状態に何度もなりました。速度が遅いという次元ではなく、そもそも電波を拾っていない感覚です。
ここは自分の体感だけだと当てにならないので、公開されている調査も見ておきます。
141件の口コミを集めた調査(モンスターモバイル・2026年8月時点)では、最も多かったデメリットが「地下・商業施設・主要駅で繋がらない」で48%でした。
不満が出る場所が、はっきり偏っています。「全体的に電波が悪い」ではなく、「特定の場所で弱い」というのが実態に近いと思います。
楽天モバイルの評判は、昔の印象がかなり強く残っている気がします。場所との相性はありますが、いまの体感では「全体的に無理」という感じではないです。
2. パートナー回線は月5GBまで
楽天回線エリア外では、パートナー回線に切り替わることがあります。 公式の重要事項説明では、国内のパートナー回線エリアは月5GBまでと案内されています。
自宅や職場がエリア外だと、ここが効いてきます。ぼくの場合は自宅も職場も楽天回線エリア内なので、2年使って上限に達したことは一度もありません。
3. 通話が無料になるのは楽天リンク経由のみ
標準の電話アプリからかけると通話料がかかります。 楽天リンクを開く、というひと手間は必要です。
正直に書くと、いまでもたまに間違えます。
急いでいるときほど、指が勝手に純正の電話アプリに伸びます。
対策はひとつだけで、iPhoneのDock(画面の一番下)に楽天リンクを置いています。
純正の電話アプリがあった場所です。置き場所を奪ってしまえば、間違える回数はかなり減りました。
慣れれば無意識になりますが、最初の1ヶ月は間違える前提でいたほうがいいです。
4. キャリアメールは別途どうにかする必要がある
docomoやauのメールアドレスはそのままでは使えません。 楽メール、持ち運び、Gmailの3択になります。
ここは先に決めておかないと、乗り換え当日に地味に慌てます。 ぼくは慌てました。
3択の選び方は楽天モバイルでメールアドレスはどうする?3つの選び方にまとめています。
毎日地下鉄で長時間通勤する人は、先にエリア確認をした方が安心です。 逆に、そこが生活の中心でなければ、十分選択肢に入ると思います。
ぼく以外の人はどう言っているか
体験談だけだと、たまたま自分の生活圏と相性が良かっただけかもしれません。公開されている調査も見ておきます。
満足している人のほうが多い
- 141件の口コミ調査で、99名(70.2%)が「とても満足」または「まあ満足」(モンスターモバイル・2026年8月時点)
- 100人アンケートでは総合満足度で星4以上が67%(モバイルDASH)
- オリコン顧客満足度調査では2025年に総合1位。料金プランの項目は5年連続1位
評価が高いのは料金、割れるのは電波
さきほどの地下鉄48%と同じ調査です。不満は電波に集中する一方で、料金への評価は安定して高いという構図になっています。
オリコンの調査でも、料金プランの項目だけは5年連続で1位です。ここは口コミが割れていません。
「安さは誰が使っても効くが、電波は住んでいる場所で変わる」ということだと思います。
だから評判が真っ二つに見えるわけです。
知恵袋を見ると、みんな同じところで止まっています
Yahoo!知恵袋には「大宮から東京まで通っていますが、電波悪いところありますか?」という質問が上がっていました。
聞きたいことが、ぼくが乗り換え前に不安だったことと同じでした。気になるのは料金ではなく、自分の通勤経路でつながるかどうかです。
ここは他人の口コミでは埋まりません。自分の生活圏で試すしかない部分です。ぼくの場合は、通勤で使っている千代田線がまさにそれでした。契約前に公式のエリアマップで確認はしましたが、実際に乗ってみるまで本当のところは分かりませんでした。
楽天リンクが思った以上に強かった
楽天モバイルでいちばん印象が変わったのは、実はここでした。
楽天リンクを使うと、国内通話が無料になります。 最初は「IP電話っぽいものかな」と思っていました。
でも実際は、固定電話にも普通にかけられます。
学校。 会社。 役所。 病院。
こういう相手に電話するとき、以前は少しだけ通話料が頭をよぎっていました。 今はそれがほぼありません。
息子と2人暮らしだと、学校や病院への電話が地味にあります。 会社員として問い合わせ窓口に電話することもあります。 そのたびに「まあ通話料かかるか」と思わなくていいのは、思ったより楽でした。
変わったのは金額より、行動のほうでした。
以前は、学校や役所からの着信に出られなかったとき、折り返すかどうかを一瞬迷っていました。「メールでいいか」と考えることもありました。
今は迷わずかけ直します。話が早く終わるほうを選べるようになった、というのが一番の変化です。
通話時間より通話料を気にするあの感じが消えたのは、思っていたより大きかったです。
楽天経済圏との相性もかなりいい
使い始めてから気づいたのが、楽天ポイントとの相性です。
楽天モバイルを契約すると、楽天市場のポイント倍率が上がります。 正直、まだ「これで得した」と実感するほどの大きな金額にはなっていません。日用品を楽天市場で買うことがある人なら、積み重なれば効いてくる、くらいの感覚です。
ぼくは楽天証券でNISAも使っているので、通信費の節約とポイント活用がつながりやすい感覚がありました。
楽天モバイルだけで終わらせず、カードや証券までどうつなげたかは 楽天経済圏とは?40代シングルファーザーが月1万円節約できた始め方 にまとめています。
通信費を下げながら、他の楽天サービスとも噛み合う。 ここは楽天モバイルならではの強さだと思います。
家族がいるなら最強家族割も使いやすい
楽天モバイルには最強家族割があります。 1回線ごとに毎月110円引きです。
3GBまでなら、家族割適用後で月968円になります。
条件もかなりゆるめです。 離れて住む家族も対象で、親戚や事実婚の相手、同性パートナーも含まれます。
ぼくは今は1人回線で使っていて、子どもの回線を追加した経験はまだありません。ただ条件を見た時点で、追加するタイミングが来たら候補には入りそうだと思っています。
乗り換えて感じた一番大きいメリット
月の携帯代が約1,100円になりました。
大手キャリア時代の月7,000円台と比べると、月6,000円前後、年間7万円以上の節約です。
気になる人は楽天モバイルの公式サイト(PR)でエリアと料金を確認してみてください。 IIJmio時代と比べても、通話料まで含めるとかなり気が楽になりました。
でも、いちばん大きいのは金額だけではありません。
一度やれば、そのあと毎月自動で安いことです。
ここが本当に強いです。
節約って、毎日頑張る系だと続きません。 食費を細かく削るとか、毎回最安値を探すとか、ぼくは途中で疲れます。
でも通信費は、一回見直すだけで終わります。 ズボラ寄りの人間に、これほど相性のいい節約はあまりありません。
ダイエットみたいに明日から気合いを入れ直す必要もないです。 リバウンドもしません。 固定費削減の優等生です。
乗り換えの操作が不安な人は、 楽天モバイルへの乗り換え方【30分でできた実録】 から先に見ると流れをつかみやすいです。
家計全体の中で通信費をどう位置づけたかは、 節約・投資の順番で家計改善したロードマップ【シングルファーザー】 にまとめています。
こんな人には向いている
- 大手キャリアをまだ使っていて、料金の高さが気になっている人
- 通信費を見直したいけど、乗り換え手続きが面倒そうで止まっている人
- 地方在住、または地下鉄を日常的に長く使わない人
- 料金プランをシンプルにしたい人
- 学校や会社、役所への電話がそこそこある人
こんな人には向いていないかもしれない
- 毎日地下鉄で長距離通勤している人
- 地下やビル地下での通信が仕事上かなり重要な人
- 楽天回線エリアとの相性を確認せずにいきなり決めたい人
FAQ
Q. MNPって難しくないですか?
スマホだけでかなりスムーズに進められました。 ぼくはIIJmioからのMNPでしたが、想像していたよりずっと簡単でした。
Q. 今のキャリアの違約金が心配です
最近は大手キャリアでも違約金がない、またはかなり低いプランが増えています。 ただ、契約時期やプランによって違うことはあるので、申し込み前に今の契約だけは確認しておくと安心です。
Q. 家族割はありますか?
あります。 最強家族割を使うと、1回線ごとに毎月110円引きになります。 家族構成の条件も比較的ゆるく、離れて住む家族や親戚も対象です。
これはぼくが実際にやってみた記録であって、専門家としての助言ではありません。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。
まとめ
docomoやauで月7,000円台払っていたぼくが、今は楽天モバイルで約1,100円です。
「乗り換えが面倒」 「電波が不安」 その気持ちはよくわかります。
でも実際にやってみると、手続きは想像より軽くて、節約効果は想像より大きかったです。
そして何より、一回やれば安くなった状態がそのまま続きます。 ここが本当に大きいです。
まだ大手キャリアを使っているなら、通信費はかなり見直しやすい固定費だと思います。 乗り換えに使う30分で、毎月の負担が長く下がるなら、かなりコスパのいい見直しでした。
次に読むものは、いまの自分がどっち側かで1つに決まります。
まだ迷いがあるなら、不安を順番に潰すほうから。 → 格安SIMに変えたいけど怖い人が最初に確認すること
もう乗り換えると決めているなら、当日慌てないようにメールだけ先に決めておいてください。 → 楽天モバイルでメールアドレスはどうする?3つの選び方
どちらか片方でいいです。両方読んでから動こうとすると、ぼくのように何年も止まります。
楽天モバイルは、ぼくの中では一回見直して終わる節約の代表でした。
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