息子の『ご飯なに?』が副業を続ける理由だった
「ご飯まだ?」という一言が、帰宅直後の自分にいちばん重かった時期がある。
仕事から帰って、冷蔵庫を開けて、何も思いつかない。 そんな夜に気づいたのは、食卓を守ることと副業を続けることは、思っていたより近いということだった。
その状況を少し変えたのは、スーパーで何となく手に取った1つの冷凍食品だった。 「諦めない」の意味が、その夜から少し変わった話を書く。
ワンオペ父の食卓は、想像よりずっとしんどかった
仕事から帰ってくるのが19時すぎ。 息子はすでにお腹をすかせてる。
冷蔵庫を開ける。 たまねぎ、卵、豆腐、よくわからない調味料。
「なにか作らなきゃ」と思う。 でも頭が回らない。
体もしんどい。 気力もない。
それでも息子が「ご飯まだ?」と言う。
この「まだ?」の一言に、どれだけ追い詰められてきたかわからない。
外食は金がかかる。 コンビニ弁当は罪悪感がある。
惣菜を買ってきても「冷たい」「好きじゃない」と言われると、もう無言になる。 息子は交際相手じゃないので料理の方向性を直すしかない。 当たり前ですが。
こういう小さなことの積み重ねで、夕食の時間がじわじわしんどくなっていった。
「ちゃんとした父親なら、ちゃんとした飯を出せるはずだ」という呪いみたいなものがあった。
ちゃんとした父親、って何だろう。
スーパーでふと目に入った袋が、全部変えた
ある日の帰り道。 駅前のスーパーで、冷凍食品コーナーをぼんやり見ていた。
今日もなにを作ればいいかわからなくて、ただ立ってた。
そこで目に入ったのが「鶏の炭火焼き」だった。 宮崎県産の鶏を炭火で焼いて、真空パックに入れたやつ。
6袋で2,880円。 レビューが6,000件超えてる商品だった。
「どうせ大したことないだろう」と思いながら買った。 食材を買う気力もなかったし、なにより早く帰りたかった。
その日の夜、電子レンジで2分温めて、ご飯と一緒に出した。 息子が一口食べて、言った。
「これ、うまい。どこで買ったの?」
息子の「うまい」が、何よりのご褒美でした。
「買ってよかった」の理由は、味だけじゃない
正直、最初は「温めるだけって手抜きじゃないか」と思ってた。
でも食べてみてわかった。 これ、本物の炭火焼きの味がする。
外側がちゃんと香ばしくて、鶏の旨味が濃い。 無添加だから変な後味もない。
息子が「また食べたい」と言った。 それで十分だった。
ただそれ以上に気づいたのは、べつのことだった。
「ご飯作らなきゃ」という重さが、少し軽くなった気がしたんだ。
毎日ゼロから作ることだけが「ちゃんとした食事」じゃない。 安全で美味しいものを、疲れている日に温めて出すことも、立派な食事だ。
それまでずっと「手を抜いてはいけない」と思い込んでた。 でも実際は、手を抜くことへの恐怖が、食卓をしんどくしていたのかもしれない。
「諦めない」って、頑張ることじゃなかった
離婚後、お金のことも時間のことも、全部が足りない感覚があった。
食費を削ろうとすると質が落ちる。 質を上げようとすると金がかかる。 時間をかけようとすると体が持たない。
その3つを全部解決するものなんて、ないと思ってた。 ないと思ってたのに、冷凍コーナーにあった。
でも「鶏の炭火焼き」を見つけてから、少し考え方が変わった。
100点のご飯を毎日作ることが目標じゃない。 息子と向き合える食卓を、できる限り続けることが目標だ。
70点の夕食を毎日出せる仕組みを作ること。 疲れた日でも「今日もご飯食べたね」と言える時間を守ること。
それが「諦めない」ということなんだと、今は思ってる。
副業も同じだ。 毎日完璧にやることより、疲れた日でも小さく続けられる仕組みを作ること。
そもそも、なぜ副業をやっているかというと。 息子に「お金で諦めた」と言わせたくないから、ただそれだけだ。
息子に「お金で諦めた」と言わせたくない。それだけです。
でも「ちゃんとした父親じゃないと」という呪いで動いていると、副業でも食事でも同じことが起きる。 「完璧にやれない日」が続くと、やめてしまう。
70点の夕食を続ける力と、70点の副業を続ける力は、たぶん同じものでできている。
そこに気づいたのも、この小さな買い物がきっかけだったかもしれない。 2分で温める冷凍食品に人生観を揺さぶられるとは、さすがに思っていなかった。
あなたの「食卓」は、今どんな状態ですか
忙しくて、疲れていて、それでもだれかのご飯を作っている人がいる。
「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが、逆に自分を追い詰めていることがある。
一つ聞きたいんだけど。
あなたが今、一番「諦めたくないけど諦めかけているもの」は、なんですか。
ご飯じゃないかもしれない。 副業かもしれないし、体のことかもしれない。
ただ、諦めないためのコツは、完璧にやり続けることじゃなかった。
疲れた日でも「70点で続けられる」ものを、一つ持っておくこと。
それだけで、だいぶ変わる。 少なくとも、俺はそう感じてる。
じゃあ何を変えればいいか。あの頃のぼくに言いたいこと
今のぼくが、あの頃の自分に言えることは3つある。
1. 100点のご飯を毎日目指さなくていい
疲れた日に必要なのは、立派な献立より続く仕組みだった。 温めるだけでも、ちゃんと食卓は守れる。
2. 罪悪感より、回る形を優先した方がいい
手を抜いたと思う日でも、息子がちゃんと食べて笑っていれば、それは十分意味がある。 ここを認めないと、毎晩しんどくなる。
3. 副業も同じで、70点で続ける方が強い
完璧にやろうとすると、食事も副業も止まりやすい。 疲れた日でも小さく続けられる形を先に持っておく方が、結局は長く残る。
まとめ:「諦めない」は頑張ることじゃなかった
- ワンオペの食卓は、思った以上にメンタルに効いてくる
- 「ちゃんとしなきゃ」という呪いが逆に自分を追い詰めていた
- 70点の夕食を毎日出せる仕組みが、食卓を守ることになる
- 副業も同じ。完璧にやろうとせず、疲れた日でも小さく続けられる形を作る
次の1アクションは、今日ひとつだけ「70点で続けられるもの」を決めることだと思う。
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ひろと|40代・シングル父・千葉在住。 会社員しながら副業×AIでFIREを目指し中。 収益はまだほぼゼロ。 息子と2人の生活を、正直に書いてます。
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